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一般的に、ITエンジニアの仕事は「理系分野」という認識が広がっているのではないでしょうか。
しかし近年では「文系出身歓迎」と積極的に文系の人材を採用する企業も増えています。
文系出身の人がエンジニアを目指すときには、これからご紹介するポイントを踏まえておきましょう。

文系出身はエンジニアに向いていない?

企業によって「理系歓迎・理系出身者採用」という方針を掲げている場合もありますが、「文系出身者にはエンジニアの仕事が難しい」のかと言うと、そんなことはありません。
当然、一人ひとり適性も違うため「文系であるから不利」とも言い切れません。
ただ、学生時代に工学部などの理系学部で「プログラミングの授業を受けていた」「実際にプログラミングを行っていた」という経験があれば、基礎研修の必要がないため採用されやすくなります。
文系出身者も「自宅で学習していた」「趣味でこんなアプリを作った」という経験があれば、しっかり評価されるでしょう。

文系出身者がエンジニアとして活かせるスキルは?

文系出身者の中にも、エンジニアとして十分に活躍できる素質を持ち合わせている場合があります。
一つの目安となるのが「英語力」です。
プログラミングに活用する言語は、英語を基盤としている場合が非常に多いもの。
文系出身者でも英語が得意な人ならば、特定の指令が何を表しているのか具体的にイメージできるためスキルアップがしやすくなります。
学生時代に積み重ねた知識が、IT分野にて活かされるかもしれません。

大切なのは「やる気」と「コミュニケーション能力」

文系出身者にとってプログラミングは「難しそう」「出来るだろうか?」と不安を覚える対象かもしれません。
しかし大切なのは「やる気」と「コミュニケーション能力」であり、これには文理が関係ありません。
分からないことが多くとも、長い目で自分の成長を信じ諦めない姿勢と、先輩社員に「教えてください」と素直に頼れるコミュニケーション能力があれば必ず活躍できます。
反対に、たとえ理系出身者であってもやる気がなく、コミュニケーションを遮断していては、成長できないでしょう。
つまり、出身学部や学生時代に習ったこととは無関係に、自分次第で道を切り拓けるのです。

まとめ

これからのビジネスシーンには、IT技術はますます欠かせないものになっていくでしょう。
少しでも早く、多くの知識・技術を身に着けるには、出身学部等に関係なく学ぶ姿勢を身に着けることが大切です。